独り。
おまけに雨。

普段なら映画など見に行くコンディションではないのだけど、どうしても「パコと魔法の絵本」が見たくなったので、渋谷シネフロントへ。

キャストの衣装、セットのセンスは勿論、映像の色彩も素晴らしくよかった。
物語の筋自体はけっしてポップではないし、まともな色使いをしていたらただの人間群像劇になっていたかもしれない。
それをファンタジックに見せるセンスと、随所にちりばめられたベタなギャグが雰囲気を重苦しくしなかった。

ギャグの割合が多いと悪ふざけになってしまうけど、「緊張と緩和」のバランスが抜群で、シリアスに見せるところはあくまでシリアス。

アヤカ・ウィルソンの天来の可憐さは言うまでもないし、役所広司の演技もさすがの一言。
終盤の剣さばきは、「三匹が斬る!」を彷彿とさせました。

笑って、泣けて、怒って、楽しめる。
感情の全てを励起させる、なんとも幸せな映画!
見終わった後、とにかく無性に人に逢いたくなりました。

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