メール で、ユーザーにいかに訴求するか、という仕事をしています。
スルーされないメール、じっくり見てもらえるメールってなんだろうと日々、試行錯誤していますが、近頃は HTML メールはどうだろうと思うようになりました。

今回はその可能性について考えてみます。

HTMLメールとは 【HTML mail】 - 意味・解説 : IT用語辞典
 電子メールの本文を、Webページのレイアウトなどに使うHTMLで記述したもの。通常の電子メールでは不可能な文字の色付けやフォントサイズの変更、画像の埋め込み、表の使用など、ワープロ文書のような表現が可能。


表現力が豊かであることが HTML メール最大の魅力。
Amazon とか、Apple とかのメールは買わないにしろ、結構しっかり見てしまいます。
普通のメールでも、記号などを駆使して表現力を高めることは可能ですが、HTML(+CSS)の表現力には敵いませんよね。

ただ、問題点も古くから指摘されてきました。

HTMLメールはやめよう:ITpro
 それよりも,HTMLメールが当たり前になるのが怖いのである。事業者が当然のようにHTMLメールを送るようになれば,多くのユーザーはそのリスクを考えることなく,HTMLメールが当たり前だと思うようになる。メール・ソフトにHTMLメールを表示させない設定があったとしても,それを無効にしようとは思わないだろう。「HTMLメールの販促効果は高い」と,事業者がHTMLメールをバンバン送信することで,HTMLメール・ベースのウイルスが広まる環境をユーザーに強いることになるのだ。


これは2003年の記事ですね。
確かに当時は危険性を指摘されていたのを記憶しています。

で、現在はどのようにユーザーが考えているかを調べたアンケートがあります。

HTML メール、利用者は1割に満たず??アイシェア調べ - japan.internet.com Webマーケティング
HTML メールについて、近いと思われる感覚を複数回答形式で選んでもらったところ、42.5%が「HTML 表示では見たくない」と回答。

次いで「リンクをクリックするのに不安がある」が29.7%、「情報表示自体に不安がある」が22.9%と否定的な回答が続き、「その他」の自由記述にも、容量または動作が「重い」などネガティブな意見が目に付いた。

一方「見やすくて良い」は25.4%。HTML メールに肯定的なのは4人に1人にとどまった。

「見やすくて良い」と回答した比率を年代別に見ると、40代で34.5%と高いのが目立つ一方、リンクのクリックや情報表示に「不安がある」とした比率は20代に比べ40代は10ポイント程度高い。40代は「見やすい」とは思うものの、「不安」も感じているようだ。


ここを見るとやはり、HTML メールは「ナシ」なのかもしれません。
不安感たっぷりですもんね。
ただ逆を考えれば、20代の不安は少ないと言えるかもしれませんし、デコメになれている10代であればもっと抵抗感はすくないのかもしれません。

このアンケートも、年代比は、20代:11.8%、30代:53.6%、40代:27.3%、その他:7.2%。
ほとんどが「HTML メールは怖い」世代なのでは...

メーラーのセキュリティ能力も上がってきていますし、Gmail だから気にしないという声も多く聞きます。
あとは、脳にしみ込んだ古い不安がゾンビのように墓から出てこないようにすれば良いだけかもしれません。
もしくは、そもそもそんな不安を持っていないユーザー層がターゲットであれば良いとも言えるのはないでしょうか。


10代20代をターゲットにするならば、HTML メール導入は「アリ」。

今のところ、そんな考えでいます。



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