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筆舌に尽くし難い震災に対して、自分は何ができるのか。
この問いは、あまり意味がなかった。9.11で救助にあたった消防士がすぐさま身ひとつで被災地にかけつけ瓦礫の撤去を手伝ったことを思えば、すべてを投げ打って被災地に行くこともできたはずだから。
でも、できなかった。意気地も危機感もなく、他人を助けるどころか余震に怯えていたばかりの私は「自分ができるかぎりのこと」くらいしかできなかった。
やらないよりはマシ。
そういうと偽善的だろうか。しかし、やらない善行よりやる偽善のほうが尊いかもしれない。

昨日行われたチャリティーフットサル大会。
チャリティーと最初から銘打っただけあって普段と違う点がいくつかあった。
安いコートを30人以上で貸切り、3000円の参加費からそれを差し引いたものを義援金とすることにしたこと。
1ゴールにつき10円寄付すること。
各チームに、「チーム宮城」「チーム福島」など被災地の名前をつけたこと。

4時間のゲームが終わった時には、義援金の額が80,000円を越えていた。
その発表があったとき、驚きの声が全員からあがった。
自分は唯一のゴレイロ専門であり、幾度かゴールチャンスをフイにしてしまっていたので、その分を募金することにしていた。100円に満たない額だったけど。

そういえば、元ドイツ代表のオリバー・カーンはチャリティーゲームの際、子供がPKを決めた数だけ募金されるという企画ですべて止めてしまったらしい。
カーンは相手が誰であろうと全力で取り組む姿勢を見せたが批判もされた。ただ、その後自分が止めた分の募金を自ら支払ったそうだ。

私はカーンになろうと思ったけど、久しぶりということもあってか、普段よりもミスが多かった。
偉そうなことを言える立場ではなかったけど、全力でプレーはした。
個人的なことでいえば、MVPなんてものももらえた。人生で表彰されるなんて初めてだったからうれしかった。

大好きなフットサルができる喜びを噛み締めてプレーをした。
地震、津波、余震、原発。
四重苦に苛まれ、フットサルができない人たちがきっといる。
私は、大勢のことは考えられない。
でも、少なくとも大好きなフットサルができない人たちがいるであろうことは考えられる。
フットサル大好きなみんなが集めた80,000万強のお金は、被災地のフットサラーが少しでも早くボールを追っかけられるようにするために使われるだろう。

良かった。
自己満足かもしれないけど。

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チームが2位になった商品は福島県浜通りのお菓子だった。
美味しかったし、アンテナショップに買いに行こう。

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