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伊豆大島の地図を見ると、実はほとんどが三原山であることに気づきます。
それは滋賀県における琵琶湖の比ではありません。
約2万年前から大きな噴火を繰り返してきた荒ぶる神の山、三原山は遊歩道も整備されており、登山というほどの過酷さはありません。
しかし、その光景は地球のものとは思えない、圧倒的なものなのです。
出帆港からのみ路線バスが出ており、「三原山山頂口」まで乗ります。
登山口には展望台があり、そこまではマイカーでも上がってくることが可能です。
暴風が吹き荒ぶ海の様子も眺められました・・・
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広い休憩所もあります。
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トイレはここ以降はありませんので、済ませておくことをオススメします。
キレイな水洗トイレでしたよ。
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茶屋もあり、ここで食事も楽しめます。
「歌乃茶屋」というお店で、明日葉そばや焼きサザエなどを大島の名物をいただけます。
濃密なガスと暴風のせいで、お客さんは誰もいませんでしたが。
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遊歩道のスタート地点からは三原山を望むことができます。
ガスに覆われてはいますが、それでもハッキリとわかる荒々しい威容です。
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火口付近までが2.2kmで45分、お鉢めぐりが2.5kmで45分、かかるとのこと。
予定では、そのまま裏砂漠を進む予定ですので、プラス3.2kmの65分ということになります。
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火口までのルートはアスファルトで舗装されていますので、島歩きの流れでスニーカーのままでも全然OKです。
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ただのその左右には、かつてこの島を脅かした溶岩流の名残りを見ることができます。
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所々にある土管のようなものは、避難用のシェルターだとか。
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ここまで溶岩が来たんだよ、的な解説板も。
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雲行きの怪しさとあいまって、異世界感が強まってきました。
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山を登っていくと、どんどんガスの中に突入していくことになります。
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「立ち止まって景色を楽しもう」っていうスポットでも、ガスだらけです。
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火口のお鉢まで到着しました。
高さ5mもある大型のアグルチネートは、1986年噴火の溶岩流により火口から約500m運ばれてきたんだそう。
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流れながら、他の溶岩塊を吸収しつつ巨大化してきたんだそう。
圧倒的な溶岩のパワーを感じます。
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三原山神社は、噴火を「御神火」と崇めるためのお社。
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1986年の噴火の際、不思議なことに溶岩流がこの社の直前で左右に分かれて流れたんだとか。
火山を崇めてきた島民の思いが神に通じたかのような不思議な事案です。
溶岩ギリギリに社を建てたのではなく、社の直前で溶岩が流れを変えたのです。
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特撮好きからすれば、三原山といえば「ゴジラ」。
84年の作品で三原山の火口にゴジラを落ち、そして89年に三原山から再登場したからです。
そして不思議なことに86年の大噴火において、あたかもゴジラのような形をした「ゴジラ岩」が誕生しました。
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晴れていれば、もっとゴジラっぽく見えるんですが・・・
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さて本来であれば、ここからお鉢巡りがスタートするわけですが、ご覧の濃霧。そして前に進めないほどの暴風という二重苦・・・
霧の奥から巨大なタコの怪物でも現れそうです。
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なんとか、「裏砂漠」だけでもと思い無理をしない範囲で頑張ることにしました。
「裏砂漠」は、国土地理院が発行する地図に唯一「砂漠」と表記された場所。
鳥取や九十九里には大きな砂丘がありますが、砂漠と砂丘は違うんだそう。
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砂丘とは風によって運ばれた砂が堆積した丘状の地形のことで、砂漠とは降雨が極端に少なく、砂や岩石の多い土地のこと。
三原山の裏砂漠は、日本唯一の砂漠なのです。
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道は細かな溶岩によって形成される砂利道で、さすがにスニーカーでは辛そうです。
そして細かな石が靴の中に侵入してくるので、ゲイターがあったほうが良いかもしれません。
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ある程度、登山道がハッキリとしているからいいものの、もしポツンと取り残されたとしたら死を覚悟するでしょうね。
それくらい、荒涼たる光景です。
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不思議な形をした溶岩の尖塔。
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天気が悪いことが逆に異世界感を助長しているような気がします。
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ザクザクと自分が進む足音だけが、砂漠に響きます。
普段の山歩きでは感じることのない不思議な感覚。
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「裏砂漠」から大島温泉ホテルへと向かう温泉ホテルルートを歩いています。
砂漠から樹海エリアへと急激な変化を見せるのが、このルートの面白いところです。
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急に鬱蒼とした樹海が現れ、そこをしばらく歩くと大島温泉ホテルとなります。
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すでに椿の花も落ちた時期ではありますが、荒涼とした風景の後では一服の清涼剤となりました。
長い距離を歩きましたが、砂漠の風景に新鮮な感想を覚えました。厳しい気候でしたが良い山歩きとなりました。

装備について


圧倒的な暴風だったため参考にはならないかもしれませんが、それでも島という立地のせいか風は常に強いようです。
そのため防風性の高いウィンドシェルは必須でしょう。
また、砂漠を歩くには砂利の侵入を防ぐためにゲイターがあったほうが良さそうです。
火口までは舗装されているのでスニーカーで大丈夫ですが、砂漠を歩く際にはそれなりのグリップとクッション性を持ったシューズをオススメします。


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