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楽曲をリリースするやいなや iTunes ダンスチャート最高位21位に踊りでた、話題の音楽ユニット「noita」。
紡ぎだす音のカッコ良さはわかりやすいんですけど、魔術的音楽ユニットを標榜するその内実はまだ知られていません。
そこで、「noita」のお二人、Makoto Yamaguchi(サウンドプロデューサー)とivy akane(占い師、コンセプトプロデューサー)にお会いしてお話を聞いてきました。
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まず最初にnoitaがどんなユニットか、お聞かせください。


アイビー茜(以下、ア):そもそも私は「占いと音楽」をずっとやりたいなと思っていて、でも自分は音楽作れるわけでもないし、どうしようかなって思ってたんですね。
「こういう音楽だったらいいな」という構想はあったんですが、具体案が特に無く。
マコトさんとなぜ知り合ったかというと、Twitterなんですけど、2009年くらいですよね?

山口(以下、山):いやぁ、覚えてないけど(笑)

ア:私が占い師になる前から相互フォローしてて、Facebookも繋がっていて。

山:そうだよね。

ア:時々、私がフォローの整理をしている時に「どうしてこの人と繋がっているんだろう」と思って、その時ちょうど音楽を作りたいと思っていたので、ダメ元でマコトさんに連絡してみたんです。Facebookメッセージで自己紹介とかして(笑)

山:「怪しくないです」とかね。いきなり占い師の人が会ってくださいとか、実際かなり不安ではありました。

ア:で、返信が来たんですけど「会うのはかまいませんけど、正直怖いです」って。
警戒されてるって思ったんですけど、もしかするとわかってくれるかもしれないと思って「12星座別の音楽とかあったらいいと思うんですよね」って話とか、自然の四大元素の話とか自分がやっている講座の資料とかも見せたんです。
そしたらすんなりわかってくれたみたいで。

山口さんは、お話を聞かれた時には安心されましたか?


山:話を聞いたら、要は「音楽を作ってくれ」って話なんだなってことがわかったので、あとはどういうテーマで作るのかってだけでした。
それがわかれば「できそうだな」って感じでしたね。

ア:2011年くらいにマコトさん個人名義で出されたEPを、私が買って聞いてたんですよ。
マコトさんの作る音はとても好きだったので、作ってもらえたらいいなってくらいだったんですけど、結果作れるようになって良かったです。

初めて、お二人が会われたのはいつぐらいですか?


ア:2013年の5月末ですね。
その時は「コラボしましょう」って感じでした。
「水の曲」(Magic Water)が上がってきたときに予想よりも相当良いものが出来たんですよ。
最初はYou Tubeとかに上げて終わりにしようと思ってたんですけど、この曲には値段を付けたほうがいいってなって。
そこで楽曲を作りながら、配信(iTunesなど)の手続きをしたって感じです。

山:最初「火の曲」(Into a Flame)は、会った次の日ぐらいに1分くらいのデモを送ったんですが、その時の反応が割と手応えがあったので、いけそうだなって思いました。
その後、アイビーさんが旅行に行っている間に、「水の曲」を作っていました。

ア:火の曲にも相当ビックリしました。
マコトさんの曲はもともと「火っぽさ」があったんですが、実際にホロスコープを見てみたらすごい火が強かったので。

山:だったら、火は作りやすいのかなって感じで、作ってみたんですよ。
実際その通りでした。反面、風は苦労しましたね。
火の人が他の要素の曲を作るという難しさはありました。

ア:大袈裟に言うとその「気」を憑依させないといけないのです。

どのように制作されているんですか?


ア:相談はチャットです。
キーワードを送ってイメージを伝えると曲がかえってきます。
マコトさん自身に占いのセンスがあるので、うまく伝わるんだと思います。

山:水の曲はバーってできちゃったんで、変えるところがないというか、変えるなら全く別の曲をつくろうという感じでした。
だいたいはどの曲もOKは出てるんで、大きくズレるってことはなかったですね。
ただ、風の曲にこういう音を足してくれとかはありました。
基本的にはデモ段階でOKもらってるという認識です。

ア:「Windy Cord」以外の曲には声が入っているんですけど、ボーカルということではなくて声も素材しているんですよ。声が独特なんですよね。

山:独特というかオカマ声なんですよね(笑)

ア:ひどい!(笑)

山:特徴がある声なんで、面白いと思っています。

ア:声を入れるって時に、曲を聞かせてくれないんですよ。
だから私が勝手にこれだって思うものを録音して、それが曲に組み込まれるんです。

山:だいたいメインコンポーザーがいるユニットって作る人が「こういう風に歌って」って言うと思うんですけど、今のところnoitaはそうなっていないのが面白いと思っていて、そういう意味では、ちょっと変わった構造なのが特徴かもしれないですね。

ア:今回のアルバムに限って言えば、偶発性を大事にしました。
Ayus Tree」って曲はまさにそうでしたね。

山:他の曲は具体的にテーマが決まっていましたが、「Ayus Tree」は総集編的な曲だったので、そんな感じで勝手に歌ってくれって感じで。
なぜかわからないけど、それがピタっとはまったんですよね。
偶然といえば偶然だし、でもイメージの共有ができてるんだなって思いました。

ア:私は思いついたことをすぐやっちゃうタイプなんですよ。
だから、思いついたワードがあったら、すぐに録音します。深く考えずに。
そういうのを一番大事にしているユニットですね。それって音楽の根源的なものという気もするから。
そういえば、京都の鞍馬寺にいったんですけど、私の一週間前にマコトさんも同じところにいって、同じような写真をとっていて、それも不思議な縁でしたね。

そういう「シンクロニシティ」って、音楽作りにも繋がっているかもしれませんね。イメージの共有というか。


ア:我が強いんですよね、二人とも。
「こうしたい」っていうのが二人とも明確にあります。
だから、ジャンルが違って良かったですね。
マコトさんは音楽家だし、私は占術家じゃないですか。
占術家としてこう思いますってことは言えるけど、音楽のことは任せています。

山:だから音楽性の違いでぶつかったりしないですね(笑)
音楽を作るのは僕の仕事なのでぶつかりようがなくて、逆にアートディレクションのほうはアイビーさん任せというか、好きに転がっていったらいいんじゃないかって思ってます。
僕は作ることだけに専念する。
それぞれが、基本的に我を通していますね。

ア:でも、お互いに意見は言いますよ。

山:だから関係ないところでぶつかったりするよね。紙ジャケットがいいか、デジパックがいいか、とか。

ア:CDをつくろうかなって話の時に、私は紙ジャケットがいいですって言ったんですけど、「安っぽくない?」って言われて(笑)

山:最初にイメージしてる紙ジャケットと違ったんですよね。
でも最近カッコいいなって思うデジパックがあったら、それをいっちゃったんだけど。
「火」同士だからね(笑)

ア:「火」同士ですね(笑)

ー後編に続く。

◆Makoto Yamaguchi(noitaサウンドプロデューサー)
2006年に参加したデジタルコンピレーション「V.A. / Perfect Strangers-Electronic」がiTunes Store エレクトロニックアルバムチャート3位を記録。その後も「HIEROPHANT GREEN / HEAVEN’S DOOR」をはじめ、数々の作品へ楽曲・リミックスを提供する。2011年にワールドワイドリリースしたデジタルEP「CONNECT」はBeatportのElectro Houseチャートにランクインした。最新デジタルEP「JUST MUSIC」ではさらに音楽的な幅を広げ、新たな表現スタイルを確立している。
射手座、数秘1、新月生まれ。
http://www.makotoyamaguchi.com/

◆ivy akane(noitaコンセプトプロデューサー)
noita1stアルバム『essential element enlightenment』では各楽曲への占い・魔術に関するコンセプト設計他、アートワーク、ボーカルワークを担当。本業は占い師。7歳の時よりタロット占いになれ親しむ。学生時代に文化人類学、心理学を深く探求。2011年より月の占い師:アイビー茜の名前で日本のネットメディア、雑誌などに星占いや心理コラムを寄稿、テレビ出演。対面セッションは宿曜占星術、西洋占星術、タロットの3つの占術で行っている。カラーコーディネーターとアーユル・ヴェーダアドバイザーの資格を保持。
山羊座、数秘3、満月生まれ。
http://www.ivy-akane.com/

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