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これまでU.Lハイキングをプロダクト面から強力に推進してきた「山と道」。
超軽量のバックパック、メリノウール製のウェアなど確たる哲学を持った製品の数々が大人気で、山に行けば必ず複数人はユーザーを見かけるという人気ブランドです。
もはや知る人ぞ知るというものではなく、アウトドア系ファッション誌でも取り上げられるような存在になっていますね。

そんな「山と道」は最近、Webサイトにおいてメディアとして機能を持ち始めており、またその内容がとても充実しているのです。
「山と道」のプロダクトは大人気。
大量生産品ではないので基本的にはいつも売り切れ。特にバックパックは販売開始となると一瞬で売り切れるという代物です。
スポーティーすぎない、アウトドアすぎないデザイン性なのに機能性は抜群というところが、片意地はらないハイカーたちに大人気なのです。
PRODUCTS | 山と道 U.L. HIKE & BACKPACKING SHOP
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プロダクトのページも読み物として楽しめる内容になっているんですが、圧倒的な内容の濃さである「JOURNALS」が今、面白いのです!
JOURNALS | 山と道 U.L. HIKE & BACKPACKING SHOP
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内容は、ハイキングの話、道具の話、文化の話。
これは山と道が創業当時からずっと温めてきたアイデアであり、単にメーカーとしての広報的なメディア活動に留まらず、山道具の製造・販売と並ぶ、山と道のもうひとつの柱に育てていく計画です。

フリーランスのライター/フォトグラファーである三田正明さんが編集を務めるメディアであり、更新頻度は高くないものの記事一つ一つの充実ぶりは半端なものではありません。
・山道具の機能や構造、性能を解析し共有する「山と道ラボ」
・日本海から太平洋まで山間部を繋げて、数回に分けてファストパッキングのスタイルで行った山行の記録
・山と道周辺のハイカーやランナーが、今年買った/使った道具を通じて、2017年を振り返る「HIKERS’ CHOICE 2017」
・全長5,000kmに及ぶCDT(コンチネンタル・ディバイド・トレイル)を2017年にスルーハイクした記録「コンチネンタル ディバイド トレイル放浪記」
・山と道が注目するハイカーやランナー、アスリートの方々に、それぞれの「クラシック(古典・名作)」と呼べる山道具を語っていただくリレー連載「HIKERS’ CLASSICS」

といった連載が現在掲載されています。
私のような「にわかULハイカー」にとっては垂涎モノの内容ですし、読むたびに週末の予定を山行へと切り替えたくなるものばかりです。

蓄積されたノウハウや哲学を広く世に公表することは勇気のいることだと思いますが、それがプロダクトへの信用性を高めることは言うまでもありません。
また「物作り」だけでは、ブランドだけでなく業界そのものも衰退して行くでしょう。物だけでなく「モノ」、つまり精神的な面も作り上げていかなければなりません。
「カルチャーの醸成」をブランド自ら行う、それが山と道における「JOURNALS」なのです。

ファンとしてはどの記事も面白いものばかり。
更新がとても楽しみです。

山と道 TAMATOMICHI 5-Pocket Short (M)
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