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その過酷さで知られるアドベンチャーレース「OMM JAPAN」が今年も開催されました。
舞台は、八ヶ岳野辺山高原。幕営装備を担ぎながら、道なき道を走破し、夜は氷点下の中でテント泊。
そんな強者たちの戦いに貧弱な私が楽しみを見出すとするならば、それはギアリスト。
皆さんがどんな装備でOMM JAPANに挑んだのかを見ては、己の山行の参考にするのです。

OMMはめっちゃ過酷


OMM JAPANとは、イギリスの大自然の中で行われるアドベンチャーレース「OMM」の日本版。
OMM JAPAN 2017_INTRODUCTION | OMM / Original Mountain Marathon オリジナルマウンテンマラソン Japanオフィシャルサイト
OMM(Original Mountain Marathon)は1968年から毎年連続してイギリスで開催されている、世界でもっとも古い2日間の山岳マラソンレースです。
このイベントはあえて気候条件の厳しい時期に、必要な装備を全てバックパックに背負い常に携行し、ナビゲーション力、セルフエマージェンシー力、判断力など、全てのマウンテンスキルを駆使して挑みます。参加者には山岳地を安全かつ正確に行動するための経験、体力、ナビゲーションスキル、野営技術が不可欠であり、まさに「山の総合力」が試されます。

オリエンテーリングだったりロゲイニングだったりの方式をとる5レースがあり、そのどれかにエントリーすることになります。
言うまでもなく、どれも過酷に見えます。しかし、だからこそ挑戦しがいのあるものようです。

OMMは1泊分の、それも極寒用の装備をバックパックに携行しつつ、素早く安全に行動することが求められます。
そのため、経験豊富な猛者たちは知識と経験を元に可能な限り装備の軽量化を図るのです。
そんな彼らの装備は見てるだけで面白いですし、低山ハイカーにとっても参考になることも多いと思います。

instagramで公開された装備を見てみよう



松山のアウトドアショップ「T-mountain」さんの装備はコチラ。
450gだけど、使用可能下限温度が7℃というポリゴンネスト4×3をお使いであることに驚き。
レインウェアは、生まれ変わったカムレイカシリーズですね。

来月のOMM JAPAN、こんな感じかな。 ・OMM ファントム25CL ・MHW ゴーストUL2 ・finetrack ポリゴンネスト4×3 ・STS ULマットS ・SOL エスケープヴィヴィ ・OMM カムレイカスモック ・OMM カムレイカパンツ ・Rab ゼノンジャケット ・SOTO ウィンドマスター ・EVERNEW チタンマグポット900RD ・MSR チタンマグカップ ・STS Xカップ ・TOAKS チタンスポーク ・TrailButter ・UltraLunch ビバークレーション ・蜂蜜かりんとう ・菊水 ・HOUDINI ケンハット ・GRIVEL ネックチューブ ・R×L メリノウールグローブ ・BlackDiamond デジタルライナーグローブ ・STS ポンプエアストリームドライサック20L ・NORRONA フォルケティン スーパーウールシャツ ・SUUNTO アロー6コンパス ・COGHLAN'S ベアベル ・SAWYER MINI浄水器 ・UltrAspire ウルトラフラスク550 ・Spyderco レディバグナイフ&ホイッスル ・BlackDiamond イオン ・BlackDiamond スポット ・メディカルキット #originalmountainmarathon #omm #ommjapan2017 #tmountain

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ファッションとアウトドアの世界で活躍するデザイナー、ジェリー鵜飼さん。
装備は、ANSWER4のフォーカスRに詰め込まれていたんですが、そこには効果的に担ぐためのアイデアが。

去年とほとんど変わらない装備。唯一の大きな変更点はダウンジャケットをWMのフラッシュジャケットからRABのニュートリノに変えたこと。お陰でマイナス10度近い夜も問題なく凌ぐことができた。コンビニで買ったオニギリ、アップルパイ、野菜ジュースはとっくに胃の中。ANSWER4のフォーカスRを使う時に常に持っていくのがソラチタテーブルの天板。背面に入れるとフレームになる。背中に荷物の硬い箇所やコッヘルなどが干渉するのを防いでくれる。あと、靴下やタイツ、ベースレイヤーなどは細長いスタッフサックに小分けにする。こうするとフォーカスRの隙間に上手く収納できる。ほとんどDNFしたオッサンなので参考にならないかもしれないけど、こんなことしてOMMロストな雨の火曜日を過ごしているのです。 #ommjapan2017 #mountainpoorboys

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ATC Storeさんは寝袋がOMMのMountain Raid 1.0。1.6なら使用下限温度が-3度なんですが、ビビィとウェアも合わせて、大丈夫という判断のようです。

【OMM JAPAN 2017 NOBEYAMA】 3週間を切って、そろそろ準備を本格的に進めようとしている方も多いのではないでしょうか? 4回目となるOMMは過去最強の寒さ(と毎回言われているけれど…)が予想される野辺山高原が舞台となります。 衣食住を持って2日間野山を文字通り駆け巡るOMM 。 そのためには軽量化は欠かせないポイントです。 しかし、そこにばかり注力すると身体が休まらなかったり、楽しみが減ったりするかもしれません。 足したり引いたり、恐らくスタート直前まで悩むことになりそうです。 . というわけで、参考になるかどうかは置いておいて、ぼくらの装備第1案をご覧ください。 . 1.【OMM】Classic 25 2.【OMM】Mountain Raid 1.0 3.【EXPED】Synmat HL(M) 4.【SOL】Escape Lite Bivy 5.【HERITAGE】Crossover Dome 6.【SOTO】Micro Regulator Stove Windmaster ・テントは流動的で、ダブルウォール前室付きでゆったりくつろげるようにするかも ・ウエアを全部着れば「1.0」+「Bivy」で大丈夫(なはず…) . ちなみに「7」にはウエアが入っています。 そちらは後日アップします。 . まだ第1案なので、このあとどのように変わっていくでしょうか。 みなさんもまだまだ悩むところかもしれませんが、お店ではいつでも相談に乗りますので、一緒に考えましょう! もう「OMM JAPAN 2017」は始まっています! . #omm #ommjapan #ommjapan2017

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なお、ウェアはこちら。
圧倒的に軽く、プリマロフトワンを使用したインサレーションであるロータースモックが目を引きます。

【OMM JAPAN 2017 NOBEYAMA】 ウエア編 ver.1 . ギアに続いてウエアをご紹介。 基本的にいつも使っているものばかりで、見覚えのあるものばかりです。 行動中のレイヤリングは晴雨どちらも想定して、さまざまな組み合わせを用意していますが、肝心なのは休んでいる時。 1日目の夕方から翌日の朝まで食べて飲んで寝て起きて…その時間をどうしのぐか、そこが課題です。 寒さ対策は万全に、というのがメインテーマとなりますが、まずは例年通りのレイヤリングで。 . A.【Teton Bros.】Tsurugi Lite Jacket B.【OMM】Kamleika Pant C.【OMM】Rotor Smock D.【MONTANE】Fireball Footie E.【Answer4】Full Zip Hoodie F.【NANGA】Down Pants G.【extremities】Top Bags ・ベースは半袖or長袖シャツ+ロングパンツ+手袋 ・BUFF的なものも忘れずに . さてどうなることやら。 店頭では随時相談会開催中! みんなで一緒に考えましょう! . #omm #orginalmountainmarathon #ommjapan #ommjapan2017 #atcstore

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こちらは、充実した寒さ対策に目が行きます。
かなり大きなパタゴニアの寝袋&新製品でありダウン並の暖かさを誇るというマイクロパフフーディー。
足元は、雪上トレラン用のテクニカ「スノーキャット」。


こちらはネイビー&ブラックで固めたオシャレスタイル。
TRIMTEXのパンツもネイビーってカッコいい。


バディと共に8Lのバックパックで参戦というのは驚き。
防寒着的なものが見えたらないのですが、2人合わせて16Lで装備が収まるのかという・・・
寒さへの耐性は人それぞれですしね。

いよいよ来週に迫った、OMMのパッキング完了! 今年はスコアロングで兄弟参戦。 ・ 兄弟で出る時はストレートにこだわってたけど、今年は楽しさ優先でスコアです。 ・ 普段のパッキングと違うのは、弟との共同装備があり、モバイルバッテリーなし、ヘッデンが小さめなこと。なのでいつものソロハイクより余裕がある。 ・ スコアだとストレートより気楽に、酒とつまみも持って行けるから、空いたスペースには酒とつまみを。(鮭とばは外付け) ・ 寒そうだから鮭とばたくさん炙りたいし、お湯割り飲みたいから、ストーブもガスにした。 ・ ぼくら兄弟参戦で天気が心配ではありますがw 出場される皆さんよろしくお願いします。 ・ #弟もULTRA8 #悪天だと宴会できないから鮭とばこんなに持って行かないけどね #まさかの雪予報? #日本一寒いかもしれない野辺山 #寒かったら酒で解決 #ommjapan2017 #ommjapan #omm #ommultra8

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OMMのためのバックパック「OMM Classic」シリーズを使う人は多いようです。
走れる軽量バックパックとして有名ですね。
軽量なクローズドセルマットを外付けすることで容量を確保されています。


「ぬくぬく装備」とコメントされている通り、インサレーションが目を引きます。
モンベル「プラズマ1000ダウンジャケット」にパタゴニアのダウンでしょうか?ダウンパンツも合わせておられる様子。
装備で何を重要視するかはそれぞれ。寝袋はNANGAのミニマリズムでしょうか。カッコいい。

ぬくぬく装備。 #omm #ommjapan #ommjapan2017 #ommkitlist

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OMMの記念モデルのバックパックで参加されるコチラは、ナノエアジャケット。
私は「着る布団」と呼んでいますが着心地の良さ、暖かさ、汗抜けの良さが特徴のインサレーションですね。
行動時と停滞時、両方に使えるということと想像します。


いつも人とは違うセレクトを見せてくださる三重「ADAPT」の中村キョーヘイ!さん。
ミニマリスト向けのキルトにビビィ、そしてクライミットのインサレーテッドスタティックVショートというスリーピングシステム。
高い透湿性を誇るゴアテックス・シェイクドライを使ったウェアとか、メリノの腹巻きだったりと面白いものが多いです。

OMM Japan 2017 Nobeyama Packing List … #KLYMIT / Insulated Static V Short KLYMIT / Pillow X Highland design / minimo quilt #SOL / Escape lite Bivvy Emergency kit&First Aid Kit&sub Battery Food&Supplement 箸屋 / Chopsticks t.c. / Wood Spoon #Anker / Power Core 10000 QC Apple / Lightning Cable #snowpeak / たねほおずき #KAENON / HARDKORE C28 O-ajari / Ra-shin 1 SUN / 温度計 #PETZL / e+lite #PAPERSKY / ミニベル #ZEROGRAM / El Chalten 1.5P #MOKU / ハンドタオル #ORTLIEB / PS10 Drybag バルブ付き Welldone / Chips Bag 25L(proto) with Whitsle #KATADYN / Befree #HYDRAPAK / Seeker 3L #belmont / チタンシェラカップ深型FD 480&600 #SOTO / Windmaster #bic / スリムライター #trangia / ミニハンドル #ULTRALUNCH / The POD SOTO / 105g GAS him×ADAPT / petit Hiro-sawa HYDRAPAK / Softflask 500 じゃがりこ in HANGOUTオリジナルボトル The MACALLAN F.O. 12Years GORE Wear / Shake Dry Anorak mont-bell / バーサライトパンツ ARC’TERYX / Phase Glove Extremities / Tough Bag #Finetrack / スキンメッシュT Finetrack / アクティブスキンタイツ #ACLIMA / メリノウール腹巻き #injinji / アウトドアMWクルー ヌーウール ARC’TERYX / Nuclei Hoodie ARC’TERYX / Atom LT Pants Sky high mountain works / ダウンブーティ … 食料のメインはビバークレーション、レトルトの参鶏湯。温めた牛乳でポルチーニクリームを戻すドミさん直伝のアレンジは絶妙。行動食にNUTTY HONEYジェルや各種エナジーバー、梅蜂蜜ドリンク。キャンプ地用ドリンクとして粉末の梅昆布茶、麦茶、コーヒー、ウイスキー。リカバリー用サプリとしてMAGMA、VESPA HYPER。テントはポール・ペグと本体で分担して持つ。クッカーは共同装備として自分が担いだ。取っ手は両方外し、ハンドラーを持参し総合的に軽量化を図る。参考対応温度10℃前後のダウン130g封入のキルトでも、テントを2人で使用することで気温一桁から氷点程度までは対応できた。バディの持っていたMOUNTAIKINGトレッキングポールをシングルストックとして一本ずつ使うことで、片手は地図を持ちながらも推進力を得て脚の助けにもなるという妙案が生まれた。これはポール2本で立てるシェルター類との組み合わせでさらなる軽量化と効率化を図れる予感。たとえばSixmoon designのHaven TarpとHaven Net Tentなどは最高の組み合わせになり得ると予想される。 水・食料込みでスタート時パックウェイト8.9kg。走るには重い。 … #adaptsuzuka #ommjapan #ommjapan2017 #packinglist #gearlist #fastpacking

ADAPT SUZUKAさん(@adaptsuzuka)がシェアした投稿 -



圧縮性が高く軽量なダウンか、雨や湿気に強い化繊か。
状況に応じての判断と割り切りが求められているように思います。
ALTRAのtimp trailとネオシェルのゲイターが、統一されたカラーリングでオシャレ。


OMMには女性の参加者もおられます。
「ぬくぬく宴会装備」とのことですが、そこまでたっぷり防寒着が詰まってるようには見えない不思議。


たくさんのグローブは、予備用と状況に合わせて使い分けるのでしょう。
寒さ対策と雨対策など、グローブは複数個必要になってきますね。
シューズは悪路に強いinov8のX-タロンですね。



というわけで、いろいろ見てきました。
カリカリに削っている人から、自分なりに楽しもうという装備の人もいて、見ていて本当の面白いですね!
私はここまでストイックな人間ではないのですが、OMMのマイルド版ともいえる「OMM LITE」に出てみたいなと、ほんのり思ってきました!


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