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ラーメンって「食べてしまった」的な表現をされることが多いと思うんです。なぜなら、なぜか体に良くない食べ物だと思われているからではないでしょうか。確かに、ラーメンを食べるという行為に背徳感を求めていないかと言われれば確かにそれはあると思いますが、これだけラーメンの幅が広がった今、必ずしもラーメンは「食べてしまった」というべきものではなくなったと言って良いでしょう。

こんなことを言いたくなったのは、極めて清廉なラーメンに出会ったから。
八幡山の「支那そば 孤高」。このラーメンに、背徳感は全くありません。
「支那そば 孤高」は、「ラーメンの鬼」と呼ばれた佐野実さんのお弟子さんのお店。心なしか緊張してしまうのは、その凛とした店構えのせいか、それとも佐野さんのお名前の為せる業か。
なお、このお店の存在を知ったのは女優の松岡茉優さんがご紹介されていたからでした。
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店内はカウンターのみ。
幅広い年齢層のお客さんで席は残り1席のみでした。
券売機を見ると、醤油・潮・煮干し、そして限定で豚骨とあります。
煮干し好きとしては下段に手が伸びそうになるものの、ここは最もベーシックと思われる「醤油」を注文。
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カウンターには様々なコダワリが記された紙が貼られていました。
無化調で塩分控えめもオーダー可能、素材に合わせて水から作っているとのこと。
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深めの丼ぶりに入って、醤油の大盛りが着丼。
美しい褐色のスープに揺蕩うストレート麺。チャーシューは鶏と豚の二種類、柔らかな穂先メンマ、そして焼き海苔というトッピング。
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チャーシューはどちらも超サッパリ系で、ほぼ脂身は感じません。じんわりと肉の旨味が染み出してきます。
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麺はストレート、7種の国産小麦を配合した全粒粉麺となっています。
風味が良く、ちょうど良い歯ごたえ。スープもしっかりと持ち上げてきます。
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そして、スープ。なんという味わい深さでしょうか。細胞に染み入るような滋味、作り手の思いやりさえ感じられるようです。
動物・乾物・野菜などを多数組み合わせて、そこにまた複数の醤油や素材によって作られたタレを合わせているとのこと。
芸術的ともいえるバランス、味わいの際立ち方で、スープをすくうレンゲが止まりません。しみじみと旨い…
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すごいラーメンに出会ってしまいました。


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